Dr.Web for Unixの drweb-ctl scan コマンドを使用したスキャンの場合、検出された脅威に対するアクションの初期値として REPORT が指定されています。そのため、drweb-ctl scan コマンドにより脅威が検出された場合でも、隔離(QUARANTINE)や削除(DELETE)は行われません。
※drweb-ctl scan コマンドで検出された脅威を隔離等する場合には、drweb-ctl threats コマンドを使用してください。
検出と同時に隔離や削除を実施する場合には、オプションとアクションを指定(QUARANTINEまたはDELETE)してください。
- 既知の脅威に対するアクション
--OnKnownVirus
- 疑わしいオブジェクトに対するアクション
--OnSuspicious
- アドウェアに対するアクション
--OnAdware
- ダイアラーに対するアクション
--OnDialers
- ジョークプログラムに対するアクション
--OnJokes
- リスクウェア(潜在的に危険なプログラム)に対するアクション
--OnRiskware
- ハッキングツールに対するアクション
--OnHacktools
例)既知の脅威(KnownVirus)が検出された際に、隔離(QUARANTINE)を行なう場合
drweb-ctl scan --OnKnownVirus QUARANTINE <スキャン対象のパス>